今夜は教室の日でした。先生と色々と話をして来ました。

私の書の師匠はもう86歳です。去年の12月、師の言葉に救われた事を思い出して今夜は話をしてみました。

「先生、誰かに何か言われて落ち込む事ってありますか?」

「なにくそっ!って思うけど?誰かに何か言われるんか?」

「ん~何か言われるっていうか、歳を重ねるごとにどんどん自分が弱くなっていってるんです。若い時は何か言われても反抗的な気持ちだったのが、今は言われた事全てが心の中に残り苦しいんです。」
そんな会話を1時間程しました。

更に、こんな会話もしました。
「私も生きられてせいぜい後5、6年やから」

「先生おらんようになったら僕はどうしたらいいんですか!誰に字を習えばいいんですか!」

「私がおらんようになる頃には、あんたは独り立ちできるよ。自分で教室開いたらええ。」

「ぺん字も仮名も全く勉強してないのに無理ですよ。」

「無理ですよじゃないんや。私がおらんようになったら自分がこの教室を継ぐんやぐらいの気持ちで字の稽古したらええんやよ。」

明確な目標ができたと心の中で思いました。